4-1 飲酒とむくみの関係

飲酒とむくみの関係

アルコールをとるとなぜ太るのでしょう?ダイエット中は、アルコール摂取は厳禁ですね。これがつらくてダイエットできないって人も知っています(笑)。

お酒を飲み過ぎると、必要以上に水分を貯めこみ、肌に含まれている水分まで増え、皮膚細胞が膨張することではれぼったくなりむくみをひきおこす原因となります。アルコールには利尿作用があり体が脱水症状を起こします。そしてアルコールを飲むと水分の吸収が早くなります。

体内でのアルコールの分解が追い付かずに体内に残ったアルコールは、正常な新陳代謝を阻害してしまいます。

この正常な新陳代謝の阻害が二日酔いによるむくみの原因で、皮膚の下に体外に排出されていない余分な水分や老廃物が滞ってしまうことによって起こります。

リンパの流れがスムーズにいかなくなり、翌朝むくんだ顔になってしまいます。このむくみをそのままにしておくと、太る原因となります。また、つい高カロリーなおつまみ(チーズなど)をとりがちです。そうなると、やはりカロリーオーバーで脂肪蓄積の原因となるでしょう。

アルコールは脳にとっては飲むことによって神経を麻痺させ”気持ちよさ”を与えてくれる物質です。ところが身体全体として見れば内臓のうち解毒を担う肝臓に負担がかかります。お酒を飲むことで他の機能を一時低下させてでも、アルコールの分解を最優先するからです。

そうなると、肝臓が血糖のコントロール機能を低下させます。だから、どんなに食べても血糖値が十分に上がらず、血糖の低下に敏感な方は生理的な空腹を感じてしまいます。

長時間お酒を飲んでいると、十二分に食事をしたにもかかわらず、なぜかラーメンやお茶漬けのような炭水化物(糖)を食べたくなりませんか?それが、このアルコール摂取による肝機能の急激な低下によるものなのです。

アルコールは適量に飲みましょう。その適量とはどのくらい?厚生労働省の指針としては、通常のアルコール代謝がある人の場合「1日平均純アルコールで約20g程度」というが目安になります。

具体的には、

  • ビール中瓶なら1本(500ml)まで、
  • 清酒なら1合(180ml)まで、
  • ウイスキー・ブランデーならダブルで一杯(60ml)まで、
  • 焼酎(35度)なら0.5合(90ml)まで、
  • ワインなら1杯半(180ml)まで。


ミレイユ・ジュリアーノ女史著の「フランス女性は太らない」(好きなものを食べ、人生を楽しむ秘訣)の中には、フランス人は高カロリーのチーズや食事をしても、毎日ワインを飲んでも太らない、とあります。興味深く読んでみると、やはりその適量に徹しているわけです。だから、太るからって敵対視しなくてもいいのですね。あくまでも、適量に!

【では、気になるお酒のカロリーは?】

  • 缶ビール1本(350ml)…約140kcal
  • 中ジョッキビール1杯(500ml)……約210kcal
  • 乙類焼酎1合(180ml)…約260kcal
  • ウイスキーシングル(30ml)…約70kcal
  • ワイン1杯(120ml)…約85kcal

※ 参照『五訂日本食品標準成分表2010』

アルコールは1gあたり7kcalなので、炭水化物やたんぱく質(共に1gあたり4kcal)よりずっと高カロリー。

私はワインを飲むときは、だいたいグラス2杯くらいなので、それで約200カロリーということになりますね。

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